双極性障害で障害基礎年金2級が認定|遡及5年で約400万円、年間約83万円の受給が決定した事例
相談者
性別:男性
年齢層:50代
職業:自営業(アパレル製造・販売業)
傷病名:双極性障害
初診日:平成30年5月29日
障害認定日:令和1年11月29日
決定した年金の種類と等級:障害基礎年金2級
年間受給額:約831,700円(令和7年度)
遡及支給:約400万円
相談時の状況
相談者は自営業としてアパレル製造・販売業を営んでいましたが、平成30年頃から不眠や意欲低下、気分の大きな波などの症状が現れ、精神科を受診するようになりました。
当初はA病院に通院しながら治療を続けていましたが、令和3年6月に従業員が交通事故に遭い、その後の対応を巡って裁判となったことが大きな精神的負担となりました。この出来事をきっかけにPTSD様症状や抑うつ状態が悪化し、病状は急速に深刻化していきました。
双極性障害による気分の波は非常に激しく、抑うつ状態の時にはほとんど寝たきりとなり、外出や日常生活が困難な状態となりました。一方で躁状態になると判断力が低下し、危険な行動を取ることもあり、生活の安定が保てない状況が続いていました。
仕事についても実質的に継続が難しくなり、営業活動は停止。生活は在庫資産の売却などで何とか維持していましたが、経理や対外的業務は税理士へ任せる状態となっていました。現在も事業は事実上の休業状態であり、所得はゼロに近く、赤字申告が続いています。
日常生活にも大きな支障が生じており、食事は1日1回程度コンビニで購入するのみで、体重が10kg以上減少するなど生活管理が困難な状態でした。入浴も数日から数週間に1回程度となり、体調が悪い時は外出自体ができないこともありました。
また対人関係も大きく制限されており、家族や一部の関係者以外との交流はほとんどなく、社会的孤立の状態となっていました。強い自殺念慮が生じることもあり、生活全般において不安定な状況が続いていました。
このような状況の中で、遠くに住む妹が長年にわたり生活面の支援を行い、症状の変化を日記形式で記録するなど、家族による支援が続いていました。ご本人だけでは生活や手続きの管理が難しい状態であり、障害年金の申請についてご相談をいただきました。
相談から請求までのサポート
本件は双極性障害による長期の症状経過に加え、交通事故に関する裁判や過去のトラブルなど、精神的ストレス要因が複雑に絡み合っているケースでした。そのため、単に診断書を取得するだけではなく、病状がどのように日常生活へ影響しているのかを丁寧に整理することが重要でした。
まず初診日の確認を行い、平成30年5月29日の受診記録を基に初診日の証明を取得しました。そのうえで、当時の就労状況や生活状況を確認し、障害認定日時点ですでに実質的な就労が困難な状態であったことを整理しました。
診断書の作成にあたっては、双極性障害による気分の激しい変動、抑うつ状態による生活機能の低下、対人関係の困難、金銭管理や生活管理の難しさなどが適切に反映されるよう、医療機関と連携しながら内容を確認しました。
また「病歴・就労状況等申立書」では、発症から現在までの治療経過に加え、交通事故後の精神的負担や生活の悪化、家族による支援の状況などを具体的に記載し、日常生活における支障が審査機関へ正確に伝わるよう作成しました。
様々なトラブルや困難に直面しながらも生活を維持しようと努力されている姿が印象的であり、その思いに応えられるよう、受給につながるよう全力でサポートを行いました。
結果
申請の結果、双極性障害による日常生活能力の低下が認められ、障害基礎年金2級が認定されました。
年間受給額は約831,700円(令和7年度)となり、さらに過去5年分の遡及支給として約400万円が支給される結果となりました。
現在も症状の波は続いていますが、障害年金が認定されたことで経済的な不安が軽減され、治療を継続するための大きな支えとなっています。
双極性障害は症状の波が大きく、日常生活や就労に深刻な影響を及ぼすことがあります。このような場合、障害年金の対象となる可能性がありますので、早めに専門家へ相談することが重要です。
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著者

- 社会保険労務士
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はじめまして。「東京新宿・渋谷障害年金プラザ」を運営する横堀健社会保険労務士事務所の横堀健です。
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