脊髄小脳変性症(SCA3)で障害基礎年金2級が認定|遡及約200万円の受給が決定した20代女性の事例

相談者

性別:女性

年齢層:20代

職業:飲食店調理補助

傷病名:脊髄小脳変性症3型(SCA3)

初診日:令和4年2月15日

障害認定日:令和5年8月15日

決定した年金の種類と等級:障害基礎年金2級

遡及支給額:約200万円

相談時の状況

相談者は令和4年2月頃から、ふらつきやめまい、歩行時の不安定感、視点が定まらないなどの症状が現れるようになりました。日常生活の中でも転倒の危険が高まり、歩行や立位を維持することが徐々に難しくなっていきました。

最初に受診した医療機関ではMRIやCT検査が行われましたが、当初は明確な診断に至らず、精密検査が可能な大学病院への紹介となりました。しかし大学病院は予約が取りにくく、受診までに時間を要しました。

その後、大学病院の脳神経内科で遺伝子検査を受けた結果、脊髄小脳変性症3型(SCA3)と診断されました。この病気は進行性の神経疾患であり、母親も同じ病気であったことから遺伝性であることが判明しました。

症状としては、強い疲労感、視点が定まらない視覚障害、歩行時のふらつき、四肢の脱力、筋緊張による突発的な麻痺、感覚鈍麻などがあり、日常生活の多くの場面で支障が生じていました。特に冬季には筋力低下や麻痺が強くなり、症状の悪化が見られました。

通勤や外出にも大きな負担があり、徒歩で移動する際には健常者の3倍ほどの時間を要し、途中で何度も休憩を取りながら移動する必要があります。また、転倒の危険があるため常に杖を使用し、階段や段差を避けながらバリアフリーのルートを選んで移動していました。

就労についても制限があり、飲食店で調理補助として働いていましたが、長時間の立ち仕事は難しく、配膳や簡単な盛り付けなどの軽作業に限定されていました。症状が強い日は作業中に休憩を取るなど、職場からの配慮を受けながら働いている状況でした。

日常生活では、疲労やふらつきのため調理中に転倒する危険があり、簡単な食事で済ませることが多く、体調が悪い日は食事を抜くこともありました。入浴中やトイレ内で転倒することもあり、安全に生活すること自体が難しい状況でした。

このように、指定難病である脊髄小脳変性症による症状が日常生活や就労に大きな影響を及ぼしている状態であったため、障害年金の申請についてご相談をいただきました。

相談から請求までのサポート

本件は指定難病である脊髄小脳変性症(SCA3)のケースであり、症状の進行や日常生活への影響を正確に整理することが重要でした。

まず、初診日である令和4年2月15日の受診状況を確認し、初診日の証明を取得しました。そのうえで、大学病院での診断経過や遺伝子検査による確定診断の内容を整理し、病状の進行状況を時系列でまとめました。

診断書の作成においては、歩行障害や転倒リスク、視覚障害、筋力低下、疲労感などの身体症状に加え、日常生活での具体的な支障が適切に反映されるよう医療機関と連携して確認しました。

また、「病歴・就労状況等申立書」では、歩行に健常者の3倍程度の時間がかかること、転倒の危険があるため常に杖を使用していること、職場で業務内容が制限されていることなど、日常生活と就労の実態が審査機関に伝わるよう具体的に記載しました。

難病であることによる将来への不安や、ご家族に同じ病気の経験があることなど精神的な負担も大きいケースであったため、安心して治療を継続できるよう受給につながることを目標にサポートを行いました。

結果

申請の結果、脊髄小脳変性症3型(SCA3)による障害が認められ、障害基礎年金2級が認定されました。

さらに、障害認定日まで遡って支給が認められ、約2年半分となる約200万円の遡及支給が決定しました。

現在も症状による生活上の制限は続いていますが、障害年金が認定されたことで、今後の治療や生活に対する経済的な不安が軽減される結果となりました。

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著者

横堀 健
横堀 健社会保険労務士
はじめまして。「東京新宿・渋谷障害年金プラザ」を運営する横堀健社会保険労務士事務所の横堀健です。
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