うつ病による就労困難で障害厚生年金3級を受給、年間623,800円の受給に成功したケース(審査請求中)
相談者
性別:女性
年齢層:40代(46歳)
職業:元・放射線技師、現在は就労困難
傷病名:うつ病
決定した年金の種類と等級:障害厚生年金3級(事後重症請求)
年間受給額:約623,800円
相談時の状況
相談者は国家資格を持つ放射線技師として医療機関に勤務していましたが、上司との意思疎通がうまくいかず、職務上のトラブルが継続。些細な出来事にも強い恐怖を感じるようになり、精神的に追い詰められていきました。
幼少期から対人関係に課題がありましたが、本人や家族に「病気」という認識はなく、長年医療機関の受診歴もありませんでした。しかし、次第に生活能力が低下し、洗顔や歯磨きも「死ぬ気」で取り組まないとできないほどの状態に。平成14年には就労継続が困難となり退職し、その後も短期間での離職を繰り返す日々が続きました。
平成23年の東日本大震災をきっかけに症状が悪化。令和6年には新たに身体の疾患(潜在性ループス)も発症し、心身ともに不安定な状態となりました。家事もほとんど行えず、買い物・調理・洗濯などは配偶者が担っており、日常生活の多くに支援を必要とする状況でした。
経済的な事情から、令和6年11月にパート勤務を試みましたが、対人ストレスによる過呼吸で救急搬送される事態に。極度の疲労から就労の継続は困難であり、医師からも「仕事が症状を悪化させている」との指摘を受けたことから、障害年金の申請を決意されました。
相談から請求までのサポート
当初は認定日請求をご希望でしたが、診断書の内容を精査したところ、認定日時点では等級に該当しないと判断されたため、事後重症での請求に切り替えるご提案を行い、ご本人にご説明したうえで了承を得ました。
診断書作成にあたっては、うつ病の症状による生活の支障がしっかりと反映されるよう、医師に対して記載内容の依頼と確認を実施。記載内容に不足があったため、当事務所より修正依頼も行い、的確な診断書に整えました。
また、「病歴・就労状況等申立書」については、相談者ご本人による記載が難しい状態であったため、当事務所が作成を代行。旦那様と綿密なコミュニケーションを取りながら、生活状況や経緯が適切に反映されるよう丁寧に仕上げました。
現症の診断書内容からは、本来3級ではなく2級相当である可能性が高いと判断されたため、ご本人の強いご希望を受け、現在は審査請求を進行中です。
結果
障害厚生年金3級が事後重症として認定され、年間約623,800円の受給が決定しました。
申請結果については、「助かりました」との声をいただいており、金銭面での一定の安定を得られたことに安心されたご様子でした。
ただし、診断書上の内容からは2級に該当する可能性があると判断し、現在も審査請求を継続中です。今後も、適正な等級認定がなされるよう、引き続きサポートを行ってまいります。
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著者

- 社会保険労務士
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はじめまして。「東京新宿・渋谷障害年金プラザ」を運営する横堀健社会保険労務士事務所の横堀健です。
障害年金は、身体障害だけでなく、知的障害や精神疾患、ガン、脳血管疾患、心疾患、糖尿病などにより生活や仕事に支障がある方を対象とした公的年金制度です。しかし、認知度が低く、受給資格があるのに請求していない方が多くいらっしゃいます。さらに、手続きが複雑なため、途中で諦めてしまう方も少なくありません。
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