統合失調症で障害厚生年金2級認定|遡及請求も認められ年間約129万円を受給したケース
相談者
性別:男性
年齢層:30代
職業:清掃業(アルバイト)
傷病名:統合失調症
初診日:令和5年10月
障害認定日:令和7年4月12日
請求方法:障害認定日請求+遡及請求
決定した年金の種類と等級:障害厚生年金2級(遡及認定あり)
年間受給額(概算):約128万9,500円
相談時の状況
相談者は統合失調症を令和5年10月に発症し、令和7年2月に当事務所へご相談いただきました。相談当時は発症から約1年4か月が経過しており、ご本人は一人暮らしをされていましたが、症状の影響により、生活歴や就労歴の時系列が混乱しており、正確な状況を把握するのが困難な状態でした。
極端な興奮状態や衝動的な行動があり、金銭管理も困難で、車を衝動的に購入してしまった結果、自己破産にも至りました。就労も長続きせず、職場を転々とされていました。
また、自宅マンションからの飛び降りを疑われ通報される出来事があり、警察対応のうえ母親が呼び出され、精神科を受診。そのまま即日入院となり、1か月間入院加療を受けることとなりました。退院後は傷病手当金を受け取りながら職場復帰を試みましたが、遅刻や欠勤、集中力の欠如などにより、最終的には退職勧告を受け、やむなく退職されました。
初回のご相談時には、ご本人から正確な情報を引き出すことが難しかったため、ご契約時にはお母さまに同席をお願いし、家族からの情報をもとに状況の全体像を整理していきました。
相談から請求までのサポート
もっとも時間を要したのは、混乱していた生活歴や就労歴の時系列を正確に整理する作業でした。ご本人とお母さま双方からの丁寧なヒアリングを通じて、障害年金の審査に適した形で経過を文章化し、「病歴・就労状況等申立書」の整合性を高めました。
また、診断書の作成にあたっては、医師に対して生活上の困難や発症から現在に至る経緯をまとめた書面を事前にお渡しし、医師の理解を深めるよう努めました。一部、診断書記載内容に修正が必要となったため、内容の精査と修正依頼も行い、実態が正確に反映されるようにサポートしました。
さらに、アルバイト勤務の実績があることで「働けている=障害が軽い」と誤認されるリスクを考慮し、就労の不安定さや日常生活能力の低下がどの程度なのかを、書類上で丁寧に補足するよう心がけました。
結果
申請の結果、障害厚生年金2級が認定され、障害認定日(令和7年4月12日)からの遡及請求も認められました。年間受給額はおよそ128万9,500円となり、金銭面での大きな支援を得ることができました。
相談者ご本人からは、受給が決まったことで「安心した」「これで少し休める」とのお言葉をいただきました。また、お子さまの支援を長期間続けてこられたお母さまも、精神的・経済的な負担が軽減された様子で、家族にとっても重要な転機となりました。
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