双極性感情障害で障害厚生年金3級を取得、遡及請求で令和4年8月から受給が認められたケース
相談者
性別:女性
年齢層:20代
職業:非正規雇用(アルバイト)
傷病名:双極性感情障害
決定した年金の種類と等級:障害厚生年金3級
年間受給額:年間58万円(令和4年9月からの遡及)
相談時の状況
相談者は20代の女性で、初診日は令和3年2月。職場での強いストレスから不眠や不安感、気分の落ち込み、微熱などの症状が出始め、最初は「適応障害」と診断されました。その後、双極性感情障害と診断名が変わり、症状の波も激しくなっていきました。
本人は当初「国民年金の対象」と考えていましたが、ヒアリングを重ねる中で、発症の時点で厚生年金に加入していた可能性が浮上。調査を進めた結果、わずかな厚生年金加入期間内に初診日があることが判明し、障害厚生年金の請求に切り替える方針となりました。
症状面では、躁状態時に金銭感覚が失調し、短期間で150万円もの支出をしてしまったこともあり、判断力の著しい低下が見られました。以降は夫が生活および金銭管理を担っています。医師からは副作用(ジスキネジア)を考慮され、処方も制限される状況となり、アルバイトのシフトも減らされるなど、就業もままならない状態でした。
相談から請求までのサポート
障害年金請求のためには3つの医療機関から書類を取得する必要があり、それぞれに受診状況等証明書や診断書を依頼しました。特に遠方の医療機関については、相談者に代わって当事務所が全ての連絡・調整を行い、病歴・就労・日常生活の情報を文書にまとめて同封することで、医師が状況を理解しやすいよう配慮しました。
また、障害認定日に該当する病院がちょうど医療機関の継承時期と重なり、約1カ月間休業していたという特別な事情もありました。休業明けに再度連絡を取り、カルテが無事に継承されていることが確認できたため、安心して遡及請求の準備を進めることができました。
書類作成においては、医師への詳細な記載依頼や不備があった場合の修正依頼、相談者からの生活状況のヒアリングなども当事務所が丁寧にサポートしました。素直で前向きな性格の相談者であったため、何とか支給を実現させたいという強い思いで取り組みました。
結果
申請の結果、双極性障害による障害厚生年金3級が認定され、さらに令和4年9月からの遡及請求も認められました。依頼者からはLINEにて喜びの報告があり、「本当に助かりました」と感謝の言葉もいただきました。
経済的な支援が確保されたことで、今は病気と向き合うための時間を落ち着いて確保できる環境が整いつつあります。今後は少しずつ体調の安定を目指しながら、生活の再構築を図っていかれる予定です。
無料相談受付中
精神疾患の治療は長期にわたることも多く、経済的な不安は大きな悩みの一つです。障害年金は、そんなあなたの生活を支えるための大切な制度です。
「自分には無理かもしれない」「手続きが難しそう」と諦めてしまう前に、ぜひ一度、障害年金申請の専門家である社会保険労務士にご相談ください。
私たちは、精神疾患で苦しむあなたが、少しでも安心して治療に専念し、より良い生活を送れるよう、全力でサポートいたします。一人で悩まず、まずはお気軽な気持ちで、あなたの声をお聞かせください。
下のバナーをタップすると、お電話が繋がります。お急ぎの方はご活用ください。